舞楽面

正倉院や法隆寺に伝わるものが知られています。 行う作業工程が多くて一面作るのに半年以上かかります。

抜頭(ばとう)

 

猛獣に親を殺された胡人(こじん)の子が、山野にその猛獣をさがし求め、ついに親の仇を討ち取り歓喜する姿を現すといわれています。

漆 金箔 絹組紐藍染め

瑠璃寺 陵王面(るりじ りょうおうめん)

 

瑠璃寺に伝わる陵王面、光前寺の陵王面から伝わったとされています。 地方に伝わる陵王面他舞楽面には様々な形があります。 なぜこのような形に伝わったかはわかりませんが大変興味深いものです。

漆 金蒔き 顔彩

還城楽(げんじょうらく)

 

怪奇な面をつけ、桴(ばち)を持ち、作り物の蛇を捕らえて勇壮に舞う。一説に、西域の人が好物の蛇を見つけて喜ぶさまを写したものという。つくりの特徴は目鼻の顔面がゆらゆらと動きます 

漆銅板金箔、金蒔 馬の立髪

蘭陵王(らんりょうおう)

 

蘭陵王は自身の優しげな面貌が士気に響くのを慮り、仮面をつけて戦場に立ったという伝説が生まれた。

釣り顎に動眼、漆銅板金箔、金蒔、顔彩馬の立

納曾利(なそり)

 

舞人は一人の場合と、二人の場合がありますが、一人で舞う際は、一般的には「落蹲」と呼びます。 けれども南都楽所系では二人で舞う場合に「落蹲」と呼び、一人舞の時に「納曽利」と呼ぶようです。 

釣り顎二動眼、漆、金蒔絵、顔彩、馬の尾毛の古色染